AIのさらなる進化と機密管理
- ito017
- 11 分前
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1年半ぶりのブログです。前回ブログを投稿した頃(2023年12月)から、AIは加速度的に進化してます。前回のブログではプロンプトの重要性について書きましたが、今では、AIの方がユーザーの意図を読み取って適切なプロンプトを作成してくれるので、プロンプトエンジニアリングは不要という意見まで出ているようです。
考えてみれば、パソコンが登場した当初、私たちはパソコンにコマンドを直接打ち込んでパソコンを操作していました。いわゆるCUI (Character User Interface)の時代です。この時代には、ユーザーはコマンドや文法を覚える必要があったので、パソコンを操るにはそれなりの知識と経験が必要でした。
やがてMAC OSやWindowsなどのGUI (Graphic User Interface) が普及し、パソコンにコマンドを打ち込む必要がなくなり、多くの人が直観的にパソコンを操作できるようになりました。AIが同様の進化を遂げるのは必然であり、今後、私たちは、より直感的にAIを操作できるようになり、それにつれてAIを日常的に使用する人も爆発的に増えることが予想されます。
AIが普及し、多くの人が気軽にAIを使用するようになると、個人情報や企業の秘密情報の漏洩のリスクも高まります。
特許翻訳における守秘義務の問題は、既に2017年1月のブログ「Google翻訳と守秘義務」に書いてあるのでここでは繰り返しません。
弊所でもAIに関する色々な実験を行っていますが、クライアント様からお預かりした機密情報は、(当然ではありますが)情報漏洩のリスクがあるAIのプロンプトに含ませないよう、細心の注意を払っています。
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