消えた発明
特許明細書は、発明を説明するものでありますから、当然、「発明」という単語が多く使用されています。米国明細書でも「this invention」、「the present invention」など、inventionは、何度も明細書に登場する単語でした。しかしながら、近年、特...
これは誰の本?
「の」は、通常、所有格を表す格助詞です。「父の本」は、「父が所有する本」と解釈することが自然です。しかし、もし、話し手の父が太宰治だったらどうでしょう。「父の本」は、「父が書いた本」かもしれませんし、「父について書かれた本」の可能性もあります。「の」は、広義に解釈でき、便利...
方法を構成するステップ
方法クレームは、~するステップ(工程)と、~するステップ(工程)と・・・といった具合に、発明の構成要素をステップで示すことが通例となっておりました。これを英訳する場合、「A method of ....comprising the steps of: ~ing...,...
日本人が覚えるべき簡体字
別の稿に示した特許法総則第一条からもわかるとおり、中国語と日本語では、共通する文字がかなり多くあります。全く同一とは言えなくても、例えば、「歩」と「步」など、極めて似ている文字も相当数あります。 漢字の知識には個人差がありますが、日本の一般的な社会人が知っている漢字は、...